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歴史背景が興味深い Game Pie Pot

投稿日:2018-06-28 更新日:

イギリスアンティーク ケインウエア Game Pie Pot

ケインウェアとは

イギリスアンティーク の中で好きなものに ケインウェア と言うものがあります。このケインウェアとは、ちょっと黄色味がかった薄い茶色のマットな風合いが美しい、炻器(陶器と時期の中間)の一種です。そして今回はその製法で作られた Game Pie Pot をご紹介します。

ケインウェアは、およそ1770年にウェッジウッドの創設者であるジョサイア・ウェッジウッドが最初に作ったものと言われています。ジャスパーと言われている、とっても有名な、いわゆる現在でも人気のブルーで光沢がないデザインが人気のウェッジウッドですが、こちらが原型なのかもしれませんね。

私は一瞬、完成していない制作途中のものかと思ってしまいましたが、、れっきとした完成品。人物像やティーポット、花瓶なども作られ、うっすら色つけがされているものもあります。その素朴な風合いはなんともくせになりそうな感じです。

 

Game Pie Pot の歴史

そして写真のこちらは、そのケインウェアでGame pie Pot というものです。Game=猟動物またはその肉 という意味で、いわゆるミートパイの容器という意味。

ちょっと見た目が美味しそうだったりする。そう、パイのように見えたりしませんか?

これは、ナポレオン時代18世紀後半から19世紀初頭にかけて、人々は食糧不足になり、小麦粉の入手が困難でパイ生地を作れなかったため、こちらのケインウェアの中にパイの中身を入れて食卓に出した、と言う歴史的経緯があります。

まさに色的にも風合い的にもパイにそっくりなこちらの食器は、その時代に大活躍したのでしょうね。

 

 

アンティークフェアへ行くと、たまに見かけることがありますが、モチーフもサイズも様々です。

一年ほど前に購入してすっかりその歴史感に魅了されてしまった私たちは、またちょっと小さめサイズを購入してしまいました。これ以上はスペース的に無理がありますので、これで打ち止めにしたいと思いますが。。

 

アンティークの魅力

アンティークって、時代背景や誰が使っていたのか、どのように使われていたのかが想像できるのが魅力。

実際に手に取り、手触りや傷や使った感から、自分の歴史感や知識や想像力を総動員して、その「モノ」の過去を感じるのが喜び。お店の人と会話しながら情報をもらって、共に想像力を駆り立てるのが、アンティークマーケットでの醍醐味だったりします。

外見の美しさもありますが、その向こう側にある歴史ヒストリーが人々をワクワクとさせるもの。

そういう意味ではこの、Game Pie Pot はとても身近な食卓におけるストーリーがあって、とても面白いアンティークかと思います。

1800年代の人々がこのポットに本来パイに入れる具などを入れて、テーブルに置き、蓋を開けた時に家族みんなで「オー!」と言っているところを想像するとなんとも楽しいものですねー。

 

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