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本「2050年の技術 英エコノミスト誌は予測する」を読んでみた

投稿日:2018-08-17 更新日:

 

2050年の技術

今回は「 2050年の技術 英エコノミスト誌は予測する 」の本レビューです。

AIを怖がる人たち

昨今のテクノロジーの展開の早さには、驚かされることが多いです。どんどん便利なものが増えていっています。

へー、こんなことができるんだーなんて事は今や日常茶飯事で、話題に追いつくのに大変です。

そして今よく言われているのが、これから押し寄せるテクノロジーによる変化についてです。AIが登場し、私たちの生活をどのように変えてしまうのでしょうか。

AIは直接私たちの生活に影響を及ぼし、ポジティブな面と、ネガティブな面と両方備えているものとして複雑な心境で捉えられています。

 

大きな心配は、今後AIがほとんどの仕事を人間から奪い、たくさんの失業者が生まれてしまう。それにより今よりももっと貧富の差が拡大してしまうのではないかというもの。

ネット上ではそのような話題がたくさん溢れています。特にそのようなネガティブでしかもなんとなく納得できそうな話題と言うのは、それを真面目に議論している専門家もいれば、ただそれを聞いて心配する普通の人たちもいれば、それをもとにビジネスにしちゃおと言う人たちでごちゃまぜになっているようです。

私も情報過多の環境で、どう考えればいいのかわからなくなってしまっていました。そんな中、私が日本で偶然に手に取ったがこちらの本。

2050年にはどんな世界になっているのか。そもそも自分が生きているだろうか。ちょっと微妙なところではありますが 笑。。。

ですがこれから約30年後に何が起こっていくのかというのは非常に興味があります。なぜなら、その2050年を設定すればこれから起こる5年後10年後20年後が予想できるからです。

イギリスに住んでいますしエコノミスト雑誌社が出している本なら、ということで買ってみました。

 

「2050年の技術 英エコノミスト誌は予測する」の内容

この本は1章ごとに書いている人が違います。それぞれ専門家としてエコノミストやこの雑誌に寄稿したことがある人たちが書いています。

内容は大まかに3部に別れています。

まず1部ではテクノロジーの過去現在未来について、どのような過程でテクノロジーが発展してきたのか。これからどんな可能性が考えられるのか、と言う基本的な知識を得ることができます。内容的には中にはちょっと難しくてとっつきにくい部分もありますが、いつも使っているコンピューターよりも1歩踏み込んだ形でテクノロジーというものを覗けることができてとても楽しいです。

第2部では私たちに身近な産業と生活をそれぞれの分野ごと、例えば職業、医療、エネルギー、製造業、戦争などです。

さらに第3部ではどんな社会、経済になっていくのか。プライバシー、経済、教育、仕事など。

テクノロジーに焦点を当て、あらゆる角度から全般的な考察がされていて非常に分かりやすい内容になっています。思った通りのものもあれば、思っていたのとは違うなと思うものもあり、なかなか読み応えがあります。詳しくは、読んでからのお楽しみにして見てくださいね。

また部の間には、サイエンスフィクションの物語が挿入されていて、テクノロジーが進んだ未来でも同じように人々が微妙で複雑な感情を抱いている様子を感じることができ、印象的な効果をもたらしています。

 

サイエンスフィクションとの関わり

サイエンスフィクションとの関わりについても私にとって興味深いものでした。

何十年も前に作られたスタートレックの世界。ここで見られる未来が今現実になっているものがたくさんあるそうです。

サイエンスフィクションと言うのは、これから発明するテクノロジーに大いにインスピレーションを与えます。もちろん可能性のあるテクノロジーから作られた物語もありますが、これから私たちが持つであろうテクノロジーと誰かが想像した未来とは高い確率でリンクしているというのは非常に興味深いことです。

そういえば、あれ現実になったねー。スタートレックは未来を予想していたのね。ではなく、このアイデアが未来の起業家や研究者たちの潜在意識に入ってしまっただけ。なるべくしてなったということなのですね。

確かにビルゲイツもスティーブジョブスも1955年生まれで、1966年にスタートしたスタートレックは二人とも子供の頃に見ていたはずですね。実際アマゾンのジェフベゾスはスタートレックの再放送に夢中になっていたと語っています。

スターレックの他にも60年代や70年代にはサイエンスフィクションのハシりというべき、TVドラマや映画がたくさんありました。

確かにそれほど昔ではありませんが、「ガタカ」という遺伝子を操作して自分の子供を欠陥なく生む、という物語には非常に衝撃を受けましたが、今やそれも現実となろうとしています。

 

つまりどういうことかというと、私たちは未来を想像することでそれを創造することができるって言うことなのです。

思考は現実化すると言うものがまさにここで行われていると言って良いのではないでしょうか。つまりどんな未来にしたいのかということを想像することによって、それを実現するのもまた私たちなのです。

ちなみに私は実はサイエンスフィクションのファンではなかったのですが、大きな理由は現実味がないこと。起こるはずのないものを見ても、あまり夢中になれませんでした。でも、これを機会に、映画の内容が本当に起こりうる可能性が高いものと捉えると、歴史映画さながらに興味深いものになってしまったのでした。

早速どの映画をみようかと今選んでいる所です^^

 

 

私たちはテクノロジーをどう捉えるべきなのか

人々は今自分たちが自分たちの理解を超えるテクノロジーが迫ってくるという、恐怖感と期待感とが入り混じった感情を持っているように思われます。

過去10年足らずで様々なことが変わってきました。今後はさらにスピードが増し、これから10年にどんな変化が起こるのか、一般人には全く予想ができません。

 

AIは人間の知能を超えてしまうのでしょうか。それによって人類は破滅してしまうのでしょうか。

AIは人類の仕事を奪ってしまうのでしょうか。

そして人類はテクノロジーによって本当に幸せになれるのでしょうか。

 

私がこの本を気に入った理由は、悲観的な意見を見方をしていないと言うことです。

おそらく人類の生活はより良いものになるでしょう。様々は問題や対立は出てくることも予想しながらも、一方で医療は進歩し、エネルギーや食料の心配もなくなり、おそらくより良い世界が待っているでしょう。

ただこの本が訴えているのはテクノロジーが主役ではないと言うことです。主役はあくまでも私たち。

テクノロジーは私たちを助ける道具にしか過ぎないのです。1番大事なのは私たちがどうしたら幸せになれるのか、私たち子孫がどうしたらより良い世界を作っていけるのかを念頭において、これから起こりうる様々な複雑な問題を処理していく努力をしていこう。というもの。

そして最後に、どんなに私たちがいろいろなことを心配してもテクノロジーは進化を止める事は無い。ということで締めくくっています。

私がどんなに恐れていても、心配しても、テクノロジーは進歩していく。

 

そして、それを進化させるのは私たちであり、その方向を決めるのも私たちなのですね。

 

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